“臥居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしゐ33.3%
ふしを33.3%
ふしをり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとはずたどり行に漸々と紀州加田浦かだのうらいたる頃は夜はほの/″\と明掛あけかゝりたり寶澤は一休ひとやすみせんと傍の石にこし打掛うちかけ暫く休みながらむかうを見れば白きいぬぴき臥居ふしゐたり寶澤は近付ちかづき彼の握飯にぎりめし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さぐり候へども藤五郎樣御兄弟の行衞ゆくゑは一向に存じ申さずと申し其上そのうへ惣右衞門は病氣にて臥居ふしをまたかれせがれ重五郎も他國へゆきしよしにて家内にはたゞ惣右衞門夫婦のみをり候まゝ種々いろ/\尋ね候へ共何分知らざる由ゆゑ夫れより近所合壁がつぺきにて承たまはり候と雖どもこれと申す取留とりとめたる儀は御座なく候とぞ申しける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
先月せんげつ中より永々なが/\の病氣にて臥居ふしをり中々長庵方などへ參り候事是無く勿論先月中一兩度も近所の事故藥取に參り候が其時の事にて有りしがあめはれ候故不思つひかさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)