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兜巾
ふりがな文庫
“兜巾”の読み方と例文
読み方
割合
ときん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときん
(逆引き)
城隍廟
(
じょうこうびょう
)
のそば、
観音庵
(
かんのんあん
)
の家にもどると、彼はすぐさま身支度にかかった。胸に銀甲を当て、
琥珀色
(
こはくいろ
)
の
袍
(
ほう
)
に、
兜巾
(
ときん
)
をつけ髪をしばる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
振り返つてクワツと眼を剥いたのは、五十近い
修驗者
(
しゆげんじや
)
、總髮に
兜巾
(
ときん
)
を頂き、輪
袈裟
(
げさ
)
をかけて
數珠
(
じゆず
)
を押し揉む、凄まじい髯男です。
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さていよいよ
大江山
(
おおえやま
)
へ
向
(
む
)
けて
立
(
た
)
つことにきめると、
頼光
(
らいこう
)
はじめ六
人
(
にん
)
の
武士
(
ぶし
)
はいずれも
山伏
(
やまぶし
)
の
姿
(
すがた
)
になって、
頭
(
あたま
)
に
兜巾
(
ときん
)
をかぶり、
篠掛
(
すずかけ
)
を
着
(
き
)
ました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
兜巾(ときん)の例文をもっと
(21作品)
見る
“兜巾(頭襟)”の解説
頭襟(ときん)は、山伏がかぶる帽子である。頭巾・兜巾と書かれることもあるが、頭巾(ずきん)とは形状も用途も全く異なるので要注意。
(出典:Wikipedia)
兜
漢検準1級
部首:⼉
11画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“兜巾”で始まる語句
兜巾簪
兜巾鈴懸
検索の候補
兜巾簪
兜巾鈴懸
兜頭巾
“兜巾”のふりがなが多い著者
作者不詳
中里介山
吉川英治
泉鏡太郎
柳田国男
泉鏡花
楠山正雄
国枝史郎
野村胡堂
森鴎外