“フサ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ふさ
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平野で止つた村には、野にフサはしい変化が伴ひ、山の盆地に国を構へた地方では、山の臭ひをこめた物語に変つて行つた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人各、フサふ所がある。研究法を以て、研究の最後と見、方法論を以て窮竟地と考へない以上、啓蒙的な意義に於ける正確さをも含んでの論証法の形式を、第一義に置いてばかりも居られない。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
アマツサヘ、四面海ノ三方ヲフサガレ、国中ノ兵糧ハ知レタモノナリ。コノ一事ヲ以テモ、上方勢ト取合フコトノ無益ハ、匹夫モサトルベシ。トヲニ一ツモ相対スベキ勝味ハ無キナリ
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)