“ごた/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
混雑33.3%
紛々33.3%
紛紜33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迎へに出てゐる人達があたり一杯に混雑ごた/″\と巴渦を巻いてゐて、踏板を此方こつちから渡すと同時に、三等の方の人達は大きな包を抱へて先を争つて急いで出て行くのであつた。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
「放つて置くが宜い。俺はお上の御用を勤めて居りや宜いんだ。お町が可哀想だと思つて乘り出したが、——入費はかさんでも苦しうない——てな事を言ふ武家の紛々ごた/″\なんかに首を突つ込むのは嫌だ」
其れが為め翁と政府との間に紛紜ごた/″\が起つて居るのを某某ぼうぼうの名士等が調停にはひつたと云ふ新聞記事が十日ばかり前に出た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)