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混雜
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こんがらが
ふりがな文庫
“
混雜
(
こんがらが
)” の例文
新字:
混雑
歌の句が片々に
混雜
(
こんがらが
)
つて、
唆
(
そゝ
)
るやうに耳の底に
甦
(
よみがへ
)
る。『あの時——』と何やら思出される。それが餘りに近い記憶なので却つて
全體
(
みな
)
まで思出されずに消えて了ふ。四邊は靜かだ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
彼の頭腦を支配してゐる種々の形象と種々の色彩の
混雜
(
こんがらが
)
つた樣な、何がなしに氣を
焦立
(
いらだ
)
たせる重い壓迫も、彼の老ゆることなき空の色に吸ひ取られた樣で、彼は
宛然
(
さながら
)
、二十前後の青年の樣な足取で
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
混
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
雜
部首:⾫
18画
“混雜”で始まる語句
混雜中
混雜紛