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混乱
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こんらん
ふりがな文庫
“
混乱
(
こんらん
)” の例文
旧字:
混亂
「
不肖
(
ふしょう
)
、
奉行
(
ぶぎょう
)
の身をもって、
混乱
(
こんらん
)
のなかとはいえ、
過激
(
かげき
)
に
似
(
に
)
たことばを
発
(
はっ
)
したのは、
重々
(
じゅうじゅう
)
なあやまり、どうかお気持をとりなおしていただきたい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのころ町々は町会議員の選挙で
鼎
(
かなえ
)
のわくがごとく
混乱
(
こんらん
)
した、あらゆる商店の主人はほとんど店を
空
(
から
)
にして
奔走
(
ほんそう
)
した。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
ものを
考
(
かんが
)
えるには、こうして
暗
(
くら
)
い
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
くのが
適
(
てき
)
したばかりでなしに、せっかく、
楽
(
たの
)
しい、かすかな
空想
(
くうそう
)
の
糸
(
いと
)
を
混乱
(
こんらん
)
のために、
切
(
き
)
ってしまうのが
惜
(
お
)
しかったのです。
青い星の国へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
混乱
(
こんらん
)
した世相はここにもあらわれて、
罪
(
つみ
)
もなく若い
生命
(
いのち
)
をうばわれた彼らの
墓前
(
ぼぜん
)
に、花をまつるさえ忘れていることがわかった。花立ての
椿
(
つばき
)
はがらがらに
枯
(
か
)
れて午後の
陽
(
ひ
)
をうけている。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
と、
白旗
(
しらはた
)
の
宮
(
みや
)
の
裏
(
うら
)
から、よろばいだした
法師武者
(
ほうしむしゃ
)
がある。こなたの
混乱
(
こんらん
)
に乗じて、そこなる馬に飛びつくや
否
(
いな
)
、死にものぐるいであなたへむかって走りだした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その結果は連盟はバラバラになって、
収拾
(
しゅうしゅう
)
できない
混乱
(
こんらん
)
におちいってしまう、それはおそろしいことだ。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
イバンスのこのことばは、少年たちをますます
混乱
(
こんらん
)
させた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
“混乱”の解説
混乱
(出典:Wikipedia)
混
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“混”で始まる語句
混
混沌
混淆
混血児
混雑
混凝土
混合
混雜
混入
混濁