沮喪がっかり)” の例文
その日は、人の心を腐らせるような、ジメジメと蒸暑い八月上旬のことで、やがて相川も飜訳の仕事を終って、そこへペンを投出ほうりだした頃は、もう沮喪がっかりして了った。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)