“膺懲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようちょう95.7%
ようちよう4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あいや、骨肉のうらみも、不忠の臣の膺懲ようちょうも、要するに、それは陛下の御私憤にすぎません。蜀帝国の運命はもっと重うございます」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一 病気の敵 今や我邦わがくに露西亜ろしあに向って膺懲ようちょういくさを起しました。我が海陸軍は連戦連勝の勢いでしきりに北亜の天地を風靡ふうびします。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
米国造船能力の消長にあるのを思ふと独逸膺懲ようちようかぎは、とりも直さず、四十年ぜんの煙草屋の小僧の垢染あかじんだ掌面に握られてゐる次第なのだ。