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喪
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な
ふりがな文庫
“
喪
(
な
)” の例文
佐兵衞夫婦は丁度生れたばかりの總領を
喪
(
な
)
くして、悲歎にくれて居る時だつたので、そのまゝ總領の乳母を留め置いて彌三郎を育てました。
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と、自分の児供を
喪
(
な
)
くした時でもこれほど落胆すまいと思うほどに弱り込んでいた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
両親も財産も
喪
(
な
)
くしてしまった裸一貫の丈太郎ですが、この二人の間を
割
(
さ
)
くほどの強い力は「死」より外にはありません。
新奇談クラブ:05 第五夜 悪魔の反魂香
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐兵衛夫婦はちょうど生れたばかりの総領を
喪
(
な
)
くして、悲歎にくれている時だったので、そのまま総領の
乳母
(
うば
)
を留め置いて弥三郎を育てました。
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
父親が
喪
(
な
)
くなると、すっかり羽を延してしまった秀吉は、やくざ者の仲間に入って
久離
(
きゅうり
)
切られ、母と妹のお梅は、かなりの財産と一緒に、叔父に当る黒木長者の孫右衛門に引取られましたが
銭形平次捕物控:009 人肌地蔵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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父親が
喪
(
な
)
くなると、すつかり羽を延ばしてしまつた秀吉は、やくざ者の仲間に入つて
久離
(
きうり
)
切
(
き
)
られ、母と妹のお梅は、かなりの財産と一緒に、叔父に當る黒木長者の孫右衞門に引取られましたが
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“喪”の意味
《名詞》
(も)親しい人の死後、一定の期間、行いを慎み死者を弔うこと。
(出典:Wiktionary)
“喪”の解説
喪(も、英語:mourning)とは、身近な者や心を寄せる者、尊ぶべき者等の死を受けて、それを悲しむ者が一定期間中を過ごすことになる、日常生活とは異なる儀礼的禁忌状態であり、人間社会においておよそ普遍的な現象である。親族を亡くしたときに遺族が身を置く場合が最も一般的である。
(出典:Wikipedia)
喪
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
“喪”を含む語句
沮喪
喪失
喪心
喪服
喪家
喪中
喪主
喪神
得喪
御大喪
阻喪
喪山
見喪
喪然
喪章
喪旗
服喪
喪屋
去喪
心喪
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