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久離
ふりがな文庫
“久離”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きゅうり
68.8%
きうり
31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きゅうり
(逆引き)
三年前に
久離
(
きゅうり
)
切って勘当され、二十五にもなるいい若い者が、妻恋坂の知り合いの二階に
為
(
な
)
すこともなくゴロゴロ暮しているのでした。
銭形平次捕物控:020 朱塗の筐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
釜
(
かま
)
の下の灰まで自分のもんや思たら大間違いやぞ、
久離
(
きゅうり
)
切っての勘当……」を申し渡した父親の
頑固
(
がんこ
)
は死んだ母親もかねがね泣かされて来たくらいゆえ
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
久離(きゅうり)の例文をもっと
(11作品)
見る
きうり
(逆引き)
「いえ、二年前に別れた切りで御座います。三百兩の金はとうに費つて了つたでせうが、
久離
(
きうり
)
切つた兄のところへ顏を出すのがおつくふで泉屋さんを困らせて居るのかもわかりません」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もて營業と爲ぬ又同町に山田
元益
(
げんえき
)
といふ
醫師
(
いしや
)
あり是は
這
(
こ
)
れ庄兵衞が兄にて
幼名
(
をさなゝ
)
を庄太郎といひしが
性來
(
しやうらい
)
善
(
よ
)
からぬ
品行
(
おこなひ
)
ありて
賭博
(
とばく
)
を好み
酒
(
さけ
)
を飮み親に
苦勞
(
くらう
)
を掛ることも度々あれば父は
怒
(
いか
)
り
久離
(
きうり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
久離(きうり)の例文をもっと
(5作品)
見る
“久離”の解説
久離(きゅうり・旧離)とは、江戸時代において失踪(欠落)した親族との血縁関係の断絶を宣言すること。
(出典:Wikipedia)
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
“久離”で始まる語句
久離切
検索の候補
久離切
別離久長
“久離”のふりがなが多い著者
作者不詳
三遊亭円朝
野村胡堂
織田作之助
夢野久作