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喪
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うしの
ふりがな文庫
“
喪
(
うしの
)” の例文
初めて
其
(
そ
)
の
耦
(
ぐう
)
を
喪
(
うしの
)
うて
鰥居無聊
(
かんきょむりょう
)
、
復
(
また
)
出
(
い
)
でて遊ばず、
但
(
ただ
)
門に
倚
(
よ
)
つて
佇立
(
ちょりつ
)
するのみ。十五
夜
(
や
)
三
更
(
こう
)
尽きて
遊人
(
ゆうじん
)
漸
(
ようや
)
く
稀
(
まれ
)
なり。
丫鬟
(
あかん
)
を見る。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
竹取翁 なよたけは信ずるものを
喪
(
うしの
)
うた。なよたけの夢は
現
(
うつ
)
し
世
(
よ
)
から消えて行くのじゃ。……竹取ノ翁もなよたけのかぐやも無明の中に消えて行くのじゃ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
昔アラビヤのアブ・ハサンてふ者カウカバン市で商いし大いに富んだが、妻を
喪
(
うしの
)
うて新たに
室女
(
きむすめ
)
を
娶
(
めと
)
り大いに宴を張って多人を饗し、婦人連まず新婦に謁し次にアを
喚
(
よ
)
ぶ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
だが、橘の顔はぞくぞくするほどの予感で、
蒼
(
あお
)
ざめてその色を
喪
(
うしの
)
うて行った。それは彼らがそのいのちの的を
射
(
い
)
りあうために遠くに
駆
(
かけ
)
って行ったものに、
毛毫
(
もうごう
)
相違なかったからだった。
姫たちばな
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
熱地の猴故雪山を楽土と心得たのだ。猿が猴智慧でその身を
喪
(
うしの
)
うた例は支那にもあり。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
空中より鷲を落し、世間恐怖もて満たされ、一国のために人口の半ばを
喪
(
うしの
)
うたと吹き立て、衆経撰『
雑譬喩
(
ぞうひゆ
)
経』に、昔
賈客
(
こかく
)
海上で大竜神に逢う、竜神汝は某国に行くかと問うに、往くと答えると
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“喪”の意味
《名詞》
(も)親しい人の死後、一定の期間、行いを慎み死者を弔うこと。
(出典:Wiktionary)
“喪”の解説
喪(も、英語:mourning)とは、身近な者や心を寄せる者、尊ぶべき者等の死を受けて、それを悲しむ者が一定期間中を過ごすことになる、日常生活とは異なる儀礼的禁忌状態であり、人間社会においておよそ普遍的な現象である。親族を亡くしたときに遺族が身を置く場合が最も一般的である。
(出典:Wikipedia)
喪
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
“喪”を含む語句
沮喪
喪失
喪心
喪服
喪家
喪中
喪主
喪神
得喪
御大喪
阻喪
喪山
見喪
喪然
喪章
喪旗
服喪
喪屋
去喪
心喪
...