“其車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それ75.0%
そのくるま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれ知らぬうちは仕方もなし、知つて其車それに乗れます物か、それでもこんな淋しい処を一人ゆくは心細いほどに、広小路へ出るまで唯道づれに成つて下され
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あれらぬうち仕方しかたもなし、つて其車それれますものか、れでも此樣こんさびしいところ一人ひとりゆくは心細こゝろぼそいほどに、廣小路ひろこうぢるまでたゞみちづれにつてくだされ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
梅廼屋うめのやは前にもまうしましたとほり、落語家らくごかとう寄合茶屋よりあひぢややで、こと当時たうじわたくし落語家らくごか頭取とうどりをしてりましたから、ためになるお客と思ひもしまいが、早速さつそく其車そのくるまてくれました。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)