“板圍”のいろいろな読み方と例文
新字:板囲
読み方割合
いたがこ50.0%
いたがこい25.0%
いたがこひ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日が暮れると、平次の遺骸を板圍いたがこひの中から運び出し戸板にせて、回向院ゑかうゐんに移しました。江戸中の名ある御用聞手先が二三十人、笹野新三郎と一緒に、それにしたがつたことは言ふ迄もありません。
なにがつて、こんなところになにわるいことでもした人間にんげんのやうに、だれをみても、かうしててつ格子かうしか、そうでなければ金網かなあみ木柵もくさく石室いしむろ板圍いたがこいなんどのなか閉込とぢこめられてさ
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
板圍いたがこひをして、よこながい、屋根やねひくい、しめつたくらなかで、はたらいてるので、三にん石屋いしやひとしく南屋みなみややとはれてるのだけれども、渠等かれら與吉よきちのやうなのではない、大工だいく一所いつしよ
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)