“いたがこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
板囲80.0%
板圍20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トタンきで、板壁というよりほんの板囲いたがこいだ。窓らしいものがなくて、たぶん雨戸の古だろうと思われるようなものが押上窓のように上部にとりつけてあるきりだ。
石ころ路 (新字新仮名) / 田畑修一郎(著)
菰張こもばりや板囲いたがこいを切りほどいて女子供をそこから逃がしたから、怪我人は大分あったけれども、見物から死人は出さないで一通りは逃がしたけれど、かわいそうに軽業をする美人連は
日が暮れると、平次の遺骸を板圍いたがこひの中から運び出し戸板にせて、回向院ゑかうゐんに移しました。江戸中の名ある御用聞手先が二三十人、笹野新三郎と一緒に、それにしたがつたことは言ふ迄もありません。
平次はさう言ひ乍ら、ヒヨイと板圍いたがこひの外を見ました。