テレモピレノ
一峯吹く嵐音絶えて鐘の音遠く月落ちて 露は真珠としたゝりつ風や松葉を払ふらむ 二友に別れし雁一つ空に声して飛び行けば 苔むす石碑人絶えて無情の草木涙あり 三訪ふ人稀の石碑に霧や不断の香をたき 月常住の燈となり英雄の末吊はむ 四昔の儘の山川も …
作品に特徴的な語句
コウ ブミ