“三峰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつみね82.4%
みぶ11.8%
さんぽう5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、もしや新九郎さんは、近いうちにこんがらとせいたかの二人を連れて、秩父の三峰みつみねへ出かける下相談をしませんでしたかえ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三峰みぶの流に沿ひ、西高遠の町より南に折れて、非持、溝口、黒河内などの村々を過ぎ、これより東に向ひて、蔦の小路を黒川の奥深く分け上れば、鶏犬の声漸く絶えて
木曽駒と甲斐駒 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
三峰さんぽうあり、南を別山べつざんとし、北を大汝嶽おおなんじだけとし、中央を御前峰ごぜんがみねとす。……うしろ剣峰けんがみねあり、そのさま五剣ごけんううるが如し、皆四時しじ雪をいただく。山中に千仞瀑せんじんだきあり。御前峰の絶壁にかかる。美女坂びじょざかよりはるかるべし。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)