“みぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミブ
語句割合
壬生83.3%
身振9.5%
三峰4.8%
三峯2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は嵐山電車の窓の中から菜畑を隔てゝ壬生みぶ狂言の舞台を見た記憶があるから、あの寺なども多分野原の中に建つてゐたのであらう。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
催促の身振みぶりが余ってこし掛けている板の間をちょっとでもたたくと、お辰はすかさず、「人さまの家の板の間たたいて、あんた、それでよろしおまんのんか」
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
寝覚ねざめから駒ヶ岳に登って、玉窪の小屋に一泊し、宮田みやだに下り、三峰みぶ川に沿うて高遠に至り、更に黒川を遡りて、忘れもせぬ八月十八日、暴風雨を突いて戸台から甲斐駒に登った。
北岳と朝日岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
伊那山中、三峯みぶ川上流小瀬戸の御料局宿泊所。天竜支流三峯川は仙丈ヶ嶽、白根三山から源を発する大河で、俗人の全く入らぬ小瀬戸あたりでもかなりの水量で、相継ぐ滝ととろに岩魚が濃い。
釣十二ヶ月 (新字旧仮名) / 正木不如丘(著)