“瀞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とろ96.4%
どろ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とても熊野川または北山川——ことに後者の一部を成してゐるとろ八丁のやうなあゝした幽深な感じはそこから受けることが出来ない。
あちこちの渓谷 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
と見るまに、二のせきれいのうち、一羽がとろの水に落ちて、うつくしい波紋はもんをクルクルとえがきながら早瀬はやせのほうへおぼれていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十二日、熊野川へそゝぐきたやま川といふ川ののぼりにどろ八丁といふをみむと竹筒といふところより山を越えて
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)