“みぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身振83.3%
姿態6.7%
動作3.3%
素振3.3%
身態3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
視覚に関する自然形式としての表現とは、姿勢、身振みぶりその他を含めた広義の表情と、その表情の支持者たる基体とを指していうのである。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
我はうちまもりつゝ彼等のなかをゆき、一の黄なる嚢の上に獅子のかほ姿態みぶりとをあらはせる空色そらいろをみき 五八—六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
き導者に似たる動作みぶりと聲とをもて重ねていふ。われらはいと大いなる體を出でゝ、純なる光の天に來れり 三七—三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
釈迦牟尼如来にょらいの心を大いに誘惑しようと掛ってその素振みぶり、その眼付、如来を色情に誘惑する様子のあらゆる限り、その時代のいわゆる誘惑手段の三十二法を尽したけれども
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
まず課長殿の身態みぶり声音こわいろはおろか、咳払せきばらいの様子からくさめの仕方まで真似まねたものだ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)