“みつみね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三峰93.3%
三峯6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年の夏休暇なつやすみに三日ほど秩父ちちぶ三峰みつみねに関さんと遊びに行った時採集して来たものの中にはめずらしいものがあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
秩父という名が大宮を中心とした所謂いわゆる秩父盆地に限られていた時代には、武甲山や三峰みつみね山などが秩父の高山であるように思われていたのも無理ではない。
奥秩父 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
今頃は私等の故郷でもあの月が三峯みつみねの上に出て、鎮守のやしろの広場には、若い男や若い女がその光を浴びながら何ののと言つて遊び戯れて居るであらう。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
その流るゝやうな涼しい光はまづ第一に三峯みつみね絶巓いたゞきとも覚しきあたりの樹立こだちの上をかすめて、それから山の陰にかたよつて流るゝ尾谷の渓流には及ばずに直ちに丘のふもとの村を照し
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)