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三峰
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みつみね
ふりがな文庫
“
三峰
(
みつみね
)” の例文
「ええ、もしや新九郎さんは、近いうちにこんがらとせいたかの二人を連れて、秩父の
三峰
(
みつみね
)
へ出かける下相談をしませんでしたかえ」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石原というところに至れば、左に折るる路ありて、そこに
宝登山
(
ほどさん
)
道としるせる
碑
(
いし
)
に
対
(
むか
)
いあいて、秩父
三峰
(
みつみね
)
道とのしるべの碑立てり。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
今年の
夏休暇
(
なつやすみ
)
に三日ほど
秩父
(
ちちぶ
)
の
三峰
(
みつみね
)
に関さんと遊びに行った時採集して来たものの中にはめずらしいものがあった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
秩父という名が大宮を中心とした
所謂
(
いわゆる
)
秩父盆地に限られていた時代には、武甲山や
三峰
(
みつみね
)
山などが秩父の高山であるように思われていたのも無理ではない。
奥秩父
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
「若い女の一人歩きを、
三峰
(
みつみね
)
樣か何にかがたしなめて居るんだよ。豐駒師匠だつて選りに選つて聖堂裏なんかへ夜中に潜り込むのは良い料簡ぢやないぜ」
銭形平次捕物控:198 狼の牙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
私等は去年やったような歌の修行の集まりをば武州
三峰
(
みつみね
)
山上で開いた。
然
(
しか
)
るに三峰山頂には仏法僧鳥がしきりに啼いた。もう日が暮れかかると啼く。
月明
(
げつめい
)
の夜などには三つも四つも競って啼いた。
仏法僧鳥
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
秩父
三峰
(
みつみね
)
ア
おさんだいしよさま
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
荻生さんの軽い
駄洒落
(
だじゃれ
)
もおりおりは交った。そこに関さんがやって来て、昆虫採集の話や植物採集の話が出る。
三峰
(
みつみね
)
で採集したものなどを出して見せる。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
そして見出しには必ず奥秩父なる文字を用いているが、其文を読むと、大抵
三峰
(
みつみね
)
あたりより奥へは行っていない。栃本や中津川迄蹈み込んだ人さえ甚だ稀であるようだ。
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
武光山より右にあたりて山々連なり立てるが中に、
三峰
(
みつみね
)
は少しく低く黒みて見ゆ。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
犬は、
三峰
(
みつみね
)
のお使いであるというので、山では、権現様の
御眷属
(
ごけんぞく
)
とよんでいる。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
笹の中に腰を卸して寒風を防ぎながら用意の昼食を済し、再び防火線について
三峰
(
みつみね
)
山に向った。
美ヶ原
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
「親分は、講中のつきあいで、
秩父
(
ちちぶ
)
の
三峰
(
みつみね
)
へ行ったから、いつ帰るか分らねえ」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それですら総説の部に於ては、
纔
(
わずか
)
に武甲、両神、
三峰
(
みつみね
)
の三山しか挙げてない。秩父郡の条に入って漸く
雲採
(
くもとり
)
、白岩、
大洞
(
おおぼら
)
等二、三の山名と、十文字峠
及雁坂
(
およびかりさか
)
峠の名を知り得るのみである。
秩父の奥山
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
「先生。
秩父
(
ちちぶ
)
の
三峰
(
みつみね
)
神社って、そう遠くないんだってね」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武蔵国秩父郡の
三峰
(
みつみね
)
神社や両神神社を始め、丹後国加佐郡の大川神社、大和国吉野郡十津川の玉置神社、但馬国養父郡市場の養父神社、美濃国不破郡の南宮神社、遠江国周智郡の山住神社
マル及ムレについて
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
近い処では
三峰
(
みつみね
)
、
庚申
(
こうしん
)
、男体などもありました。
登山談義
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
峰
常用漢字
中学
部首:⼭
10画
“三峰”で始まる語句
三峰山
三峰堂
三峰川
三峰山上
三峰権現