北岳と朝日岳きただけとあさひだけ
日は忘れたが明治二十六年の八月であった、初めて木曾の御岳に登った時、兼てこの山は高さ一万七百尺、日本第二の高山であると地理書で教えられ、又近所の御岳講の講中で登山したことのある人の話にも、頂上からは富士山が高く見えるだけで、外に目に立つ山は …
作品に特徴的な語句
清水しょうず おおき たく だけ ながれ 宮田みやだ かんがえ ばか ごう 三峰みぶ はるか かつ あらわ あく えぐ とち 白峰しらね 田部たなべ 珍車ちんぐるま しか 最早もはや とろ 桔梗ききょう 深山みやま ぶな さら 暢気のんき 河鹿かじか 水楢みずなら 毛勝けかち 落付おちつ 黒薙くろなぎ 駢立へんりつ 雄渾ゆうこん うるう 越道こいど 赤男あかおとこ かく さかん 苔桃こけもも 芦安あしやす つい 累積るいせき たしか 矧川しんせん 矢張やは 側目わきめ ただ また 単物ひとえもの 凜々りり かね 其処そこ その まま それ そば 偃松はいまつ とも にわか 何時いつ また しま これ うち 七竈ななかまど ついで 撫子なでしこ 挺立ていりつ かかわ 一寸ちょっと 恵振いぶり あたか ほしいまま 怪奇かいき 徒渉としょう 時鳥ほととぎす 幽邃ゆうすい さいわい いただき 島々しましま 岳樺だけかんば たむろ 寝覚ねざめ 容易たやす 守宮やもり