“椈”の読み方と例文
読み方割合
ぶな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そいつは、そこのあのぶなの幹の側に立つてゐたつけが——フオレスのヒイスの上でマクベスに現れた奴等の仲間みたいな妖婆です。
深淵に泳ぐ岩魚いわなの姿、みずみずしい大葉柳やならぶなの森林、片桐松川の鬼面に脅かされた目には、飯田松川の流れは高雅にすぎたのかもしれないのだ。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)
ほるとはぶなの木にて作りたる木鋤こすきにてつちほるごとくして取捨とりすつるを里言りげんに雪を掘といふ、すでに初編にもいへり。かやうにせざれば雪のおもきいへつぶすゆゑなり。