三峰みぶ)” の例文
三峰みぶの流に沿ひ、西高遠の町より南に折れて、非持、溝口、黒河内などの村々を過ぎ、これより東に向ひて、蔦の小路を黒川の奥深く分け上れば、鶏犬の声漸く絶えて
木曽駒と甲斐駒 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
寝覚ねざめから駒ヶ岳に登って、玉窪の小屋に一泊し、宮田みやだに下り、三峰みぶ川に沿うて高遠に至り、更に黒川を遡りて、忘れもせぬ八月十八日、暴風雨を突いて戸台から甲斐駒に登った。
北岳と朝日岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)