“河骨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうほね58.8%
かうほね29.4%
こうぼね11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河骨こうほねは、抜いて捨てても、いつかひとりでに水に根を下ろして咲いている。お蔦は、あの泥水を好いて咲く黄いろい河骨の花だった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちひさなのは、河骨かうほね點々ぽつ/\黄色きいろいたはななかを、小兒こどもいたづらねこせてたらひいでる。おほきなのはみぎはあしんだふねが、さをさしてなみけるのがある。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
奥様、おたまじゃくしの真中まんなかで、御紋着ごもんつきの御紋も河骨こうぼね、すっきり花が咲いたような、水際立ってお美しい。……奥様。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)