“倉吉”の読み方と例文
読み方割合
くらよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三朝をつ前、倉吉くらよしから見えた神田君を案内に頼んで、ちやうど養蠶時にあたる附近の農村をも訪ねて見た。私の長男が耕してゐる郷里の山地に思ひ比べると、いろ/\相違を見つけることが多い。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ある日その羽衣を携えて、母子三人で倉吉くらよしの神坂へ遊びに行き、姉妹はその羽衣を着て舞を舞った。そのあとで母が試みにそれを着て見ると、たちまち人界の心を失って、天へ還って行く気になった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)