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趺坐
ふりがな文庫
“趺坐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ふざ
77.8%
あぐら
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふざ
(逆引き)
その大いなる
趺坐
(
ふざ
)
僧の姿は、
山寨
(
さんさい
)
を構へて妖術を使ふ蝦蟇のやうに物々しく取澄して、とりつく島もない思ひをさせた。
閑山
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
やがて、近づく道誉の姿を見つけると、具行は、
青芒
(
あおすすき
)
の
戦
(
そよ
)
ぎの中で、ただ一つの
戦
(
そよ
)
がない
趺坐
(
ふざ
)
の
石仏
(
せきぶつ
)
のごとく、硬直して、きっと相手をにらまえていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
趺坐(ふざ)の例文をもっと
(14作品)
見る
あぐら
(逆引き)
其れに切腹の場に立会ふ
立烏帽子
(
たてゑぼし
)
を着た二人の勅使が「勅使
旗
(
き
)
」を前に
樹
(
た
)
てさせて臨場し、
草鞋穿
(
わらぢばき
)
の
儘
(
まゝ
)
上段の
間
(
ま
)
に
趺坐
(
あぐら
)
を掻き
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
そこの濱邊に
十掬
(
とつか
)
の劒を拔いて逆さまに刺し立て、その劒の前に
趺坐
(
あぐら
)
をかいて、國讓りの談判を迫られたといふ時、大國主の神がひそかに使者を小舟に乘せて助言を求めたのも
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
趺坐(あぐら)の例文をもっと
(4作品)
見る
趺
漢検1級
部首:⾜
11画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“趺坐”で始まる語句
趺坐相
趺坐瞑目
検索の候補
結跏趺坐
趺坐相
半跏趺坐
趺坐瞑目
安坐趺跏
“趺坐”のふりがなが多い著者
与謝野寛
泉鏡太郎
吉川英治
幸田露伴
島崎藤村
泉鏡花
田山花袋
与謝野晶子
国枝史郎
萩原朔太郎