“小郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おごおり50.0%
をごほり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、今一人は山口県小郡おごおり町仏師田坂雲斎氏のおいで、田坂源次号柏雲といい、これは最早近々卒業、なかなか勉強家で、本年の帝展出品製作も盛夏の頃より夜業に彫刻して首尾よく入選しました。
「モウ小郡おごおりに着きますよ」
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこまで行つて、夜汽車で津和野をたち、山口を經て周防の小郡をごほりに出れば、私達も最初の豫定通り山陽線を𢌞つて歸ることが出來る。津和野に着いたころは、まだそこいらは明るかつた。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
佐南嶢さなたうげといふ所をすぐ。山海園村の勝尤よし。富海山道に比するに路短しとす。金坂峠岩淵大とう村末村をへて四里半小郡をごほり駅。麻屋弥右衛門の家に宿す。居北に山を望南田畝平遠なり。庭前蓮池あり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)