“隴畝”の読み方と例文
読み方割合
ろうほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隅田川と中川との間にひろがっていた水田すいでん隴畝ろうほが、次第に埋められて町になり初めたのも、その頃からであろうか。しかし玉の井という町の名は、まだ耳にしなかった。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
十日辰後に客舎を発し、難波橋を渡り天満てんまの天神へいたり、巳時十䨇じふさう村に到る。此地平遠にして青田広濶なり。隴畝ろうほの中数処に桔槹井けつかうせいを施て灌漑の用をなす。十䨇川を渡り尼崎城下をすぐ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自ら隴畝ろうほを耕して
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)