“小池”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こいけ75.0%
しょうち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小池こいけは窓の外ばかり眺めて、インヂンから飛び散る石油の油煙ゆえんにも氣がつかぬらしく、唯々たゞ/\乘り合ひの人々に顏を見られまいとしてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「アア、小池こいけ君か。せ、先生は? ……早く会いたい。……重大事件だ。……ひ、人が殺される。……今夜だ。今夜殺人が行われる。アア、恐ろしい。……せ、先生に……」
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
乾艮けんこん二方の繁栄は到底自分等の居を営むを許さざるを述べ、六条以北、窮僻きゅうへきの地に、十有余を得たのを幸とし、隆きに就きては小山をつくり、窪きに就きては小池しょうち穿うが
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)