“しょうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ショウチ
語句割合
承知80.6%
招致4.2%
生地4.2%
勝地2.8%
召致1.4%
小池1.4%
捷智1.4%
正智1.4%
沼池1.4%
詳知1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これこれ、このおかたをだれだとおもう。三条さんじょう宰相殿さいしょうどの姫君ひめぎみだぞ。うっかり失礼しつれいなまねをすると、この一寸法師いっすんぼうし承知しょうちしないぞ。」
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ひんすれば、その間に罪悪ざいあくが生じて世が乱れるが、めば、余裕よゆうを生じて人間同士の礼節れいせつあつくなり、風俗も良くなり、国民の幸福を招致しょうちすることになる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
如何いかに相成りまするか! 早速人をつかわす所存で御座りますが、生国しょうこく生地しょうちにおいて、御落胤で無いという証拠のあがらぬ限り、偽者として処置致すことは、越前の役儀のおもてとして、出来兼ねまする
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
高台の勝地しょうちであった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——陳州の韓滔かんとう潁州えいしゅう彭玘ほうき、その二軍人へ、ただちに召致しょうちの内命を発していただきたい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乾艮けんこん二方の繁栄は到底自分等の居を営むを許さざるを述べ、六条以北、窮僻きゅうへきの地に、十有余を得たのを幸とし、隆きに就きては小山をつくり、窪きに就きては小池しょうち穿うが
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
捷智しょうち部においては「霊変」を説き、語智部においては「善言」を説き、兵智部においては「詭道」を説き、閏智じゅんち部においては「雄略」を説き、雑智部においては「狡黠こうかつ」を説いた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
七月九日の暮方、白山三社八院から成る二千余の僧兵は、智釈ちしゃく覚明かくみょう宝台坊ほうだいぼう正智しょうち、学音といった、全寺きっての老僧を先頭に、師経のやかた目指して押し寄せてきたのである。
しかし翌二十九日は、冬には希な大雨が降り続いて、沼池しょうちの水が溢れた。三十日は、昨日の大雨の名残りで、軍勢の足場を得かねた。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
大岡様へ申しあげる前に伊兵衛は不慮ふりょのやいばにたおれたのに、忠相はいかにしてお艶のその後の消息を詳知しょうちしているのか? 泰軒に頼まれた大事な人妻お艶である女ひとりの動き
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)