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こいけ
ふりがな文庫
“こいけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小池
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小池
(逆引き)
小池
(
こいけ
)
は窓の外ばかり眺めて、インヂンから飛び散る石油の
油煙
(
ゆえん
)
にも氣がつかぬらしく、
唯々
(
たゞ/\
)
乘り合ひの人々に顏を見られまいとしてゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「アア、
小池
(
こいけ
)
君か。せ、先生は? ……早く会いたい。……重大事件だ。……ひ、人が殺される。……今夜だ。今夜殺人が行われる。アア、恐ろしい。……せ、先生に……」
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
しかし
八沢
(
やさわ
)
の長坂の
路傍
(
みちばた
)
にあたるところで口論の末から
土佐
(
とさ
)
の
家中
(
かちゅう
)
の一人を殺害し、その仲裁にはいった一人の親指を切り落とし、この街道で
刃傷
(
にんじょう
)
の手本を示したのも
小池
(
こいけ
)
伊勢
(
いせ
)
の家中であった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
『君の方ぢや、梨をさういふ
風
(
ふう
)
にして客に出すことが
流行
(
はや
)
るのかね。』と、
小池
(
こいけ
)
は其の梨の
一片
(
ひときれ
)
を
摘
(
つま
)
んで言つた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
愛宕さんの祭には
花踊
(
はなをどり
)
があつた。ある年の祭に町の若い
衆
(
しう
)
だけでは踊り子が足りなくて、
他所者
(
たしよもん
)
の
小池
(
こいけ
)
までが
徴發
(
ちようはつ
)
されて、
薙刀振
(
なぎなたふ
)
りの役を
宛
(
あ
)
てられたことがあつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
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