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相伝
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そうでん
ふりがな文庫
“
相伝
(
そうでん
)” の例文
旧字:
相傳
これ、さっきは、瓔珞の
頑丈
(
がんじょう
)
をたよって不覚をとったが、こんどは、
果心居士
(
かしんこじ
)
相伝
(
そうでん
)
の
浮体
(
ふたい
)
の法をじゅうぶんにおこなっているためだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もとは庄屋の家へも廻って行って、男女それぞれに
相伝
(
そうでん
)
したささげ歌というのを歌うことになっていた。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
例の、源氏
相伝
(
そうでん
)
の白旗も高々とひるがえされ、ここに初めて、時の世上へむかっての、足利家の“
旗幟
(
きし
)
”はあきらかにされたのだった。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と呟きながら覗き込むと、福野流体術の
相伝
(
そうでん
)
を受けたという部屋の用心棒——浪人金井一角を
対手
(
あいて
)
にして、汗みどろに揉み合っている。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのほか、
相伝
(
そうでん
)
の
御荘園
(
ごしょうえん
)
や
開田地
(
かいでんち
)
なども、どうやら、あやしげな処分になってしまいました。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
こよい、
相伝
(
そうでん
)
の
主
(
あるじ
)
忠盛どののお身に、
不慮
(
ふりょ
)
あらんやの取りざたをうけたまわり、かくは
候
(
さむろ
)
うて
罷
(
まか
)
りおりまする。いのちをかけて推参の者。出よとて、めったにここは動く者でございません
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“相伝”の意味
《名詞》
代々受け、伝えること。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相撲
相好
相談
相槌
相貌
相模