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怙
ふりがな文庫
“怙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こ
33.3%
ちゝ
16.7%
たの
16.7%
ちち
16.7%
よ
16.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こ
(逆引き)
そこで早く
怙
(
こ
)
を失った終吉さんは
伯母
(
おば
)
をたよって
往来
(
ゆきき
)
をしていても、勝久さんと保さんとはいつとなく疎遠になって、勝久さんは久しく弟の住所をだに知らずにいたそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
怙(こ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ちゝ
(逆引き)
錦橋初代池田瑞仙は、系図諸本及
書上
(
かきあげ
)
に拠るに、寛保二年壬戌に
怙
(
ちゝ
)
を喪つた。書上は此を「八歳」の時だとしてゐる。実は七歳である。此より錦橋は
槇本坊詮応
(
まきもとばうせんおう
)
に就いて
痘科
(
とうくわ
)
を学んだ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
怙(ちゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たの
(逆引き)
而して某
方
(
まさ
)
に炎々赫赫、寵を
怙
(
たの
)
みて悔ゆるなく、
召対
(
しょうたい
)
方
(
まさ
)
に
闕下
(
けつか
)
に承け、
萋斐
(
せいひ
)
輒
(
すなわ
)
ち君前に進む。
委蛇
(
いい
)
才
(
わずか
)
に公より退けば、笙歌已に後苑に起る。
声色狗馬
(
せいしょくくば
)
、昼夜荒淫、国計民生、念慮に存ずるなし。
続黄梁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
怙(たの)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ちち
(逆引き)
父
才八
(
さいはち
)
は永禄元年出生
候
(
そろ
)
て、三歳にして
怙
(
ちち
)
を失い、母の手に養育いたされ候て人と成り候。壮年に及びて
弥五右衛門景一
(
やごえもんかげかず
)
と
名告
(
なの
)
り、母の族なる
播磨国
(
はりまのくに
)
の人
佐野官十郎
(
さのかんじゅうろう
)
方に寄居いたしおり候。
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
怙(ちち)の例文をもっと
(1作品)
見る
よ
(逆引き)
間貫一の十年来鴫沢の家に寄寓せるは、
怙
(
よ
)
る所無くて養はるるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
怙(よ)の例文をもっと
(1作品)
見る
怙
漢検1級
部首:⼼
8画
“怙”を含む語句
依怙地
依怙
依怙贔屓
依怙贔負
怙恃
依怙地者
依怙沙汰
怙劵
普蘭師司怙
“怙”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
森鴎外
田中貢太郎