“依怙贔負”の読み方と例文

読み方	割合
えこひいき	100.0%

えこひいき

水流（つる）さんや、お前（め）えもよっぽど用心しねえと危（あぶ）ねえぞ。丸十の繁から俺は聴いたんだが、お前えは飛んだ依怙贔負（えこひいき）の仕事を

鬼涙村 (新字新仮名) ／ 牧野信一(著)

すると清は澄（すま）したものでお兄様（あにいさま）はお父様（とうさま）が買ってお上げなさるから構いませんと云う。これは不公平である。おやじは頑固（がんこ）だけれども、そんな依怙贔負（えこひいき）はせぬ男だ。

坊っちゃん (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)

「どうだえ、博勞（ばくらう）うまく打（ぶ）てたんべ、どつちも依怙贔負（えこひいき）なしつち處（とこ）だ」相手（あひて）は得意（とくい）に成（な）つて云（い）つた。

土 (旧字旧仮名) ／ 長塚節(著)

依	常用漢字 中学 部首:⼈ 8画
怙	漢検1級 部首:⼼ 8画
贔	漢検1級 部首:⾙ 21画
負	常用漢字 小３ 部首:⾙ 9画