“えこひいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
依怙贔屓78.6%
依怙贔負14.3%
依古贔屓3.6%
依顧贔屓3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従って批判する場合、依怙贔屓えこひいきがないといえよう。うなぎの焼き方についても、東京だ大阪だと片意地かたいじはいわないが、まず批判してみよう。
鰻の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
すると清はすましたものでお兄様あにいさまはお父様とうさまが買ってお上げなさるから構いませんと云う。これは不公平である。おやじは頑固がんこだけれども、そんな依怙贔負えこひいきはせぬ男だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
無慾にして依古贔屓えこひいきがあってはならない、能才を見出さなければならない
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
見て愛惡あいをの心生ずるは是人情なり然すれば知らず/\依顧贔屓えこひいき沙汰さたにも成ゆくにより心に親疎しんそのなきやうにとねむりて訴訟を聽れたりとぞ何さま容貌かほかたいうにやさしく見えると雖も心に惡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)