トップ
>
依怙贔負
>
えこひいき
ふりがな文庫
“
依怙贔負
(
えこひいき
)” の例文
水流
(
つる
)
さんや、お
前
(
め
)
えもよっぽど用心しねえと
危
(
あぶ
)
ねえぞ。丸十の繁から俺は聴いたんだが、お前えは飛んだ
依怙贔負
(
えこひいき
)
の仕事を
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
すると清は
澄
(
すま
)
したものでお
兄様
(
あにいさま
)
はお
父様
(
とうさま
)
が買ってお上げなさるから構いませんと云う。これは不公平である。おやじは
頑固
(
がんこ
)
だけれども、そんな
依怙贔負
(
えこひいき
)
はせぬ男だ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「どうだえ、
博勞
(
ばくらう
)
うまく
打
(
ぶ
)
てたんべ、どつちも
依怙贔負
(
えこひいき
)
なしつち
處
(
とこ
)
だ」
相手
(
あひて
)
は
得意
(
とくい
)
に
成
(
な
)
つて
云
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
譬
(
たと
)
えば学生の事にしても教場で教師の前へ出ると先生先生と尊重しているが寄宿舎へ帰ると教師の事を、
彼奴
(
あいつ
)
は
依怙贔負
(
えこひいき
)
ばかりしてしようがないなぞと
彼奴呼
(
あいつよば
)
わりをする人がある
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
怙
漢検1級
部首:⼼
8画
贔
漢検1級
部首:⾙
21画
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
“依怙贔”で始まる語句
依怙贔屓