“書上”の読み方と例文
読み方割合
かきあげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
精勤シロトイウカラ、出精シテ、アイニハ稽古ヲシテイタガ、度々書上かきあげニモナッタガ、トカク心願ガ出来ヌカラクヤシカッタ——
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
何故と云ふに表向の書上かきあげは必ずしも事実そのまゝでは無い。往々旁証のコントロオルを待つて始て信を伝ふるに足ることがあるからである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自分は曾てこれに就て土地の人に尋ねて見たがよく分らなかった。『郡村誌』田代村の書上かきあげには「東南ニ浅間、三ツ尾根、水ノトウ、駕籠ノトウヲ負ヒ」
上州の古図と山名 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)