“御歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みうた57.1%
おんうた28.6%
おうた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の眠りは深かったから、月夜の潮のような人声もきよい御歌みうたの揚がりさがりもまだ一度も彼の耳に聞えたことはなかった。
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
その外堀田加賀守ほったかがのかみ殿、稲葉能登守いなばのとのかみ殿も御歌おんうたを下され候。十一月二日江戸出立の時は、御当代の御使として田中左兵衛殿品川まで見送られ候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは、まへ神武天皇樣方じんむてんのうさまがた御歌おうたよりも、もっと名高なだかく、つたはつてゐます。それは、このふたつの片歌かたうた連歌れんが(れんが)といふものゝはじめだ、としんじてゐるからであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)