“いとまご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暇乞99.1%
暇請0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直談判じきだんぱんをして失敗した顛末てんまつを、川添のご新造にざっと言っておいて、ギヤマンのコップに注いで出された白酒を飲んで、暇乞いとまごいをした。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
国から旅費を送らせる手数てかずと時間を省くため、私は暇乞いとまごいかたがた先生の所へ行って、るだけの金を一時立て替えてもらう事にした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
国展の会場をざっとひと回りして帰りに、もう一ぺんこの「秋庭」の絵の前に立って「若き日の追憶」に暇請いとまごいをした。
庭の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)