トップ
>
兄弟
>
きょうだい
ふりがな文庫
“
兄弟
(
きょうだい
)” の例文
その
金魚
(
きんぎょ
)
は
友
(
とも
)
だちもなく、
親
(
おや
)
や、
兄弟
(
きょうだい
)
というものもなく、まったくの
独
(
ひと
)
りぼっちで、さびしそうに
水盤
(
すいばん
)
の
中
(
なか
)
を
泳
(
およ
)
ぎまわっていました。
水盤の王さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小さい太郎は、
兄弟
(
きょうだい
)
がなくてひとりぼっちだったからです。ひとりぼっちということは、こんなとき、たいへんつまらないと思います。
かぶと虫
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「例えば夫婦だとか、
兄弟
(
きょうだい
)
だとか、またはただの友達だとか、
情婦
(
いろ
)
だとかですね。いろいろな関係があるうちで何だと思いますか」
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この
神
(
かみ
)
さまたちの中に、
秋山
(
あきやま
)
の
下氷男
(
したびおとこ
)
と
春山
(
はるやま
)
の
霞男
(
かすみおとこ
)
という
兄弟
(
きょうだい
)
の
神
(
かみ
)
さまがありました。ある日
兄
(
あに
)
の
秋山
(
あきやま
)
の
下氷男
(
したびおとこ
)
は、
弟
(
おとうと
)
の
霞男
(
かすみおとこ
)
に
向
(
む
)
かって
春山秋山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
岩倉少将(
具定
(
ともさだ
)
)、同
八千丸
(
やちまる
)
(
具経
(
ともつね
)
)の
兄弟
(
きょうだい
)
の
公達
(
きんだち
)
が父の
名代
(
みょうだい
)
という格で、正副の総督として東山道方面に向かうこととなったのである。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
じつをいうと、
兄弟
(
きょうだい
)
は三人だったのです。しかし、この三番めの息子を兄弟の中にかぞえる者は、ひとりもありませんでした。
のろまのハンス:――むかしばなしの再話――
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
それから十年というあいだ、
兄弟
(
きょうだい
)
たちはこの
小屋
(
こや
)
でいっしょにくらしましたが、みんなはそれほど長いとも思いませんでした。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
あたしとお前さんとは、
兄弟
(
きょうだい
)
かも知れないんだよ。般若の五郎さんは、おッ母さんの亭主じゃあないけれど、亭主みたようなときもあったんだ。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
けれども哀れな
兄弟
(
きょうだい
)
たちの乗り込んでいる妹の難破船は、だんだんわれわれの視野に大きく
明瞭
(
めいりょう
)
にはいるようになった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
でもそのときには、もう奥がたも気が遠くなって、死んだようになっていましたから、とても立ちあがって、
兄弟
(
きょうだい
)
たちを
迎
(
むか
)
える
気力
(
きりょく
)
はありませんでした。
青ひげ
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
ですから、ふだんは
兄弟
(
きょうだい
)
のようになかのよい
生徒
(
せいと
)
たちも、このときばかりは、はげしいきょうそうになりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
普通の
兄弟
(
きょうだい
)
のようには話し合わない二人であるから、生活苦も
末摘花
(
すえつむはな
)
は訴えることができないのである。
源氏物語:15 蓬生
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
兄弟
(
きょうだい
)
のない自分には葉子が
前世
(
ぜんせ
)
からの姉とより思われぬ。自分をあわれんで弟と思ってくれ。せめては葉子の声の聞こえる所顔の見える所にいるのを許してくれ。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
人間
(
にんげん
)
の
世界
(
せかい
)
は、
主従
(
しゅじゅう
)
、
親子
(
おやこ
)
、
夫婦
(
ふうふ
)
、
兄弟
(
きょうだい
)
、
姉妹等
(
しまいなど
)
の
複雑
(
こみい
)
った
関係
(
かんけい
)
で、
色
(
いろ
)
とりどりの
綾模様
(
あやもよう
)
を
織
(
お
)
り
出
(
だ
)
して
居
(
お
)
りますが、
天狗
(
てんぐ
)
の
世界
(
せかい
)
はそれに
引
(
ひ
)
きかえて、どんなにも一
本
(
ぽん
)
調子
(
ちょうし
)
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
人々は彼と朝日照り
炊煙
(
すいえん
)
棚引
(
たなび
)
き親子あり夫婦あり
兄弟
(
きょうだい
)
あり
朋友
(
ほうゆう
)
あり涙ある世界に同居せりと思える
間
(
ま
)
、彼はいつしか
無人
(
むにん
)
の島にその淋しき巣を移しここにその心を葬りたり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
その妹というのが、真実の
兄弟
(
きょうだい
)
には相違ないんだが、音楽学校出身の才媛で、兄貴とはウラハラの非常に品のいい美人なんだ。何でも、死んだ轟氏がパトロンで兄妹の学費を
二重心臓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
心血を注いだ劇音楽「雪娘」も不成功におわり、当時ロシア楽壇の支柱と思われていたルービンシュタイン
兄弟
(
きょうだい
)
はチャイコフスキーの作品を無視して、少しの好意も示さなかった。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
わが輩も子供の時から君と
兄弟
(
きょうだい
)
のように育って、実際才力の上からも
年齢
(
とし
)
からも君を兄と思っていた。今後も互いに力になろう、わが輩も及ぶだけ君のために尽くそうと思っていた。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
よし
斃
(
たお
)
るるも、
兄弟
(
きょうだい
)
子
(
こ
)
ある者には、
跡職
(
あとしき
)
の儀は申すに及ばず、兄弟子なき者どもとて筋目筋目の縁を尋ね出し、後々の跡目恩賞は決して相違あるものではない。
尤
(
もっと
)
も働きの高下にはよるが
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ばてれん」とは教父、宣教師のことであり、「いるまん」とは法の
兄弟
(
きょうだい
)
すなわち準宣教師のことであり、「立ちかえり者」とはいったん宗門を
転
(
ころ
)
んで再び
切支丹
(
キリシタン
)
に帰った者のことである。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
だれでもそうであるが、
私
(
わたし
)
たち
兄弟
(
きょうだい
)
・
姉妹
(
しまい
)
は、
大
(
おお
)
きくなってから、いつまでもお
母
(
かあ
)
さんのそばにいっしょにいることができなかった。
お母さまは太陽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
実の
兄弟
(
きょうだい
)
はなし、ただ
一人
(
ひとり
)
お喜佐のような
異腹
(
はらちがい
)
の妹に婿養子の祝次郎はあっても、この人は新宅の方にいて彼とはあまり話も合わなかった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
この兵隊さんたちは、みんな
兄弟
(
きょうだい
)
でした。なぜって、みんなは、一本の古いすずのさじをとかして作られていましたから。
すずの兵隊さん
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
それから、十二人の
兄弟
(
きょうだい
)
たちは、森のおくへおくへとはいっていきました。いつのまにか、森のまんなかのいちばんくらいところまできました。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
大きくなって、
義家
(
よしいえ
)
はおとうさんの
頼義
(
よりよし
)
について、
奥州
(
おうしゅう
)
の
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
という
兄弟
(
きょうだい
)
の
荒
(
あら
)
えびすを
征伐
(
せいばつ
)
に行きました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
これは奥がたの
兄弟
(
きょうだい
)
で、ひとりは
竜騎兵
(
りゅうきへい
)
、ひとりは
近衛騎兵
(
このえきへい
)
だということを、青ひげはすぐと知りました。
青ひげ
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
兄弟
(
きょうだい
)
げんかはいけません。
諭吉
(
ゆきち
)
の
勉強
(
べんきょう
)
ぎらいは、
母
(
かあ
)
さんにもせきにんがあります。
家
(
いえ
)
がまずしいものだから、つい、
諭吉
(
ゆきち
)
に
家
(
いえ
)
の
手
(
て
)
だすけばかりをしてもらっていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
私
(
わたくし
)
は
今
(
いま
)
でも
時々
(
ときどき
)
はいつの
時代
(
じだい
)
になったら、
夫婦
(
ふうふ
)
、
親子
(
おやこ
)
、
兄弟
(
きょうだい
)
が
昔
(
むかし
)
のように
楽
(
たの
)
しく
同居
(
どうきょ
)
することができるのかしらと
思
(
おも
)
われてなりませぬ。あなたにはそんなことがないのですか?
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「君の
兄弟
(
きょうだい
)
は何人でしたかね」と先生が聞いた。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
兄弟
(
きょうだい
)
のようすはわからなかったのです。その
日
(
ひ
)
から、
山
(
やま
)
では、
母親
(
ははおや
)
の
子供
(
こども
)
を
呼
(
よ
)
ぶ
声
(
こえ
)
がさびしく、
陰気
(
いんき
)
に、
毎日
(
まいにち
)
のように
聞
(
き
)
かれました。
兄弟のやまばと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そしてこんな
有様
(
ありさま
)
はそれから
毎日
(
まいにち
)
続
(
つづ
)
いたばかりでなく、
日
(
ひ
)
に
増
(
ま
)
しそれがひどくなるのでした。
兄弟
(
きょうだい
)
までこの
哀
(
あわ
)
れな
子家鴨
(
こあひる
)
に
無慈悲
(
むじひ
)
に
辛
(
つら
)
く
当
(
あた
)
って
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
早い話が、義理ある
兄弟
(
きょうだい
)
の半蔵は平田門人の
一人
(
ひとり
)
であり、この神葬祭の一条は平田派の国学者が起こした復古運動の一つであるらしいのだから。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こんなふうですから、
子供
(
こども
)
の
時
(
とき
)
から
強
(
つよ
)
くって、けんかをしても、ほかの
兄弟
(
きょうだい
)
たちはみんな
負
(
ま
)
かされてしまいました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
おれの
兄弟
(
きょうだい
)
たちは、みんなあのばあさんのおかげで、火をつけられて、
煙
(
けむり
)
になっちまったんだ。ばあさんたら、いっぺんに六十もつかんで、みんなの
命
(
いのち
)
をとっちまったのさ。
わらと炭と豆
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
神様
(
かみさま
)
のお
言葉
(
ことば
)
によれば、いつか
時節
(
じせつ
)
がまいれば、
親子
(
おやこ
)
、
夫婦
(
ふうふ
)
、
兄弟
(
きょうだい
)
が一
緒
(
しょ
)
に
暮
(
く
)
らすことになるとのことでございますが、あんな
工合
(
ぐあい
)
では、たとえ一
緒
(
しょ
)
に
暮
(
く
)
らしても、
現世
(
げんせ
)
のように
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
まあ、わたしがここにいなければともかく、おまえとここで
顔
(
かお
)
をあわせながら、このまま
江戸
(
えど
)
へいかせたとあっては、まるで
兄弟
(
きょうだい
)
がぐるになってやったようで、お
母
(
かあ
)
さんにもうしわけないではないか。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
まあ、よくけんかの
起
(
お
)
こるりんごですね。このことを
田舎
(
いなか
)
のおばあさんにいってあげようかしらん。おばあさんは、きっと
兄弟
(
きょうだい
)
げんかを
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
片岡山
(
かたおかやま
)
という
言葉
(
ことば
)
に
冠
(
かぶ
)
せた
飾
(
かざ
)
りの
枕言葉
(
まくらことば
)
で、
歌
(
うた
)
の
意味
(
いみ
)
は、
片岡山
(
かたおかやま
)
の上に
御飯
(
ごはん
)
も
食
(
た
)
べずに
飢
(
う
)
えて
寝
(
ね
)
ている
旅
(
たび
)
の
男
(
おとこ
)
があるが、かわいそうに、
親
(
おや
)
も
兄弟
(
きょうだい
)
もない
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
七十三歳の春を迎えたおまんはしきりに
襦袢
(
じゅばん
)
の
袖
(
そで
)
で老いの
瞼
(
まぶた
)
をおしぬぐっていたが、いよいよ
兄弟
(
きょうだい
)
の子供が東京への初旅に踏み出すという朝は涙も見せなかった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
さて、この国にふたりの
兄弟
(
きょうだい
)
が住んでおりました。あるまずしい男のむすこたちでしたが、このふたりが名のってでて、このたいへんな
冒険
(
ぼうけん
)
をやってみよう、ともうしでました。
歌をうたう骨
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
真紅
(
まっか
)
なアネモネが、
花屋
(
はなや
)
の
店
(
みせ
)
に
並
(
なら
)
べられてありました。
同
(
おな
)
じ
土
(
つち
)
から
生
(
う
)
まれ
出
(
で
)
た、この
花
(
はな
)
は、いわば
兄弟
(
きょうだい
)
ともいうようなものでありました。
花と人の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
保名
(
やすな
)
の
体
(
からだ
)
が
元
(
もと
)
どおりになるにはなかなか
手間
(
てま
)
がかかりました。
娘
(
むすめ
)
はそれでも、
毎日
(
まいにち
)
ちっとも
飽
(
あ
)
きずに、
親身
(
しんみ
)
の
兄弟
(
きょうだい
)
の
世話
(
せわ
)
をするように
親切
(
しんせつ
)
に
世話
(
せわ
)
をしました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
今は黙ってみている場合でないとして、北原
兄弟
(
きょうだい
)
のような人たちがたち上がったのに不思議もない。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「ご
飯
(
はん
)
がにえたら、お
母
(
かあ
)
さんにあげて、
先
(
さき
)
に
食
(
た
)
べておしまい。」と、
父親
(
ちちおや
)
は、
戸口
(
とぐち
)
で
兄弟
(
きょうだい
)
に
注意
(
ちゅうい
)
して、
空
(
そら
)
をながめていましたが
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兄弟
(
きょうだい
)
はだんだん大きくなって、よくけんかをしました。すると
弟
(
おとうと
)
はにいさんにさんざん
悪
(
わる
)
いいたずらをしては、
逃
(
に
)
げて
行
(
い
)
って、
遠
(
とお
)
くの
方
(
ほう
)
でまだからかっていました。
長い名
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
半蔵夫婦の見ている前では、
兄弟
(
きょうだい
)
の子供の取っ組み合いが始まった。兄の前髪を弟がつかんだ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
小
(
こ
)
ねこは、
同
(
おな
)
じ
母親
(
ははおや
)
の
腹
(
はら
)
から、いっしょに
生
(
う
)
まれた
兄弟
(
きょうだい
)
と
別
(
わか
)
れて、この
家
(
うち
)
にきて、こうして、
長
(
なが
)
く
養
(
やしな
)
われることとなったのでありました。
小ねこはなにを知ったか
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
娘
(
むすめ
)
は
親
(
おや
)
も
兄弟
(
きょうだい
)
もない、ほんとうの
一人
(
ひとり
)
ぼっちで、この
寂
(
さび
)
しい
森
(
もり
)
の
奥
(
おく
)
に
住
(
す
)
んでいるのでした。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「どうしてお前はそんなことを言うんだい。寿平次さんとおれとは、同じように古い青山の家に生まれて来た人間さ。立場は違うかもしれないが、やっぱり
兄弟
(
きょうだい
)
は兄弟だよ。」
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
午後
(
ごご
)
から、
急
(
きゅう
)
に
空
(
そら
)
が
暗
(
くら
)
くなって
夕立
(
ゆうだち
)
がきそうになりました。
兄弟
(
きょうだい
)
が、
縁側
(
えんがわ
)
で
話
(
はなし
)
をしていると、ぽつりぽつり
雨
(
あめ
)
がふりだしました。
川へふなをにがす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“兄弟”の意味
《名詞》
兄 弟(きょうだい、漢文:けいてい)
兄と弟のこと。またはその関係。
男女を問わず、同じ親を持つ子供同士。兄弟姉妹。
契りを結んだ男性同士のこと。義兄弟。
同じ系統に属するとみなされるもの。類縁のあるもの。
(隠語) 同じ女性と性交体験がある男どうし。穴兄弟。
(出典:Wiktionary)
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
弟
常用漢字
小2
部首:⼸
7画
“兄弟”で始まる語句
兄弟分
兄弟子
兄弟房
兄弟喧嘩
兄弟姉妹
兄弟が
兄弟島
兄弟等
兄弟丈
兄弟中