“兄弟分”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
きょうでえぶん	37.5%
きょうだいぶん	25.0%
きやうだいぶん	25.0%
きょうでいぶん	12.5%

きょうでえぶん

こうやって自分の手にかけたお座敷で、兄弟分（きょうでえぶん）がこしれえたお庭を眺めながら、旦那様のお相伴（しょうばん）をして一杯（いっぺえ）頂戴出来るなんて職人冥利（みょうり）の行止まりでげしょう。

人間腸詰 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

きょうだいぶん

兄弟分（きょうだいぶん）になれば善（い）い悪いを明（あか）しあうのが兄弟分だ、兄分（あにぶん）の己の口から縛らせる気遣（きづけえ）ねえ、殺したから殺したと云えと云うに

真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

きやうだいぶん

と、蘇生（よみがへ）つて年（とし）を經（へ）てから、丁（てい）飛脚（ひきやく）が、内證（ないしよう）で、兄弟分（きやうだいぶん）に話（はな）したと傳（つた）へられる。

みつ柏 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

きょうでいぶん

己の事を云やア他人（ひと）が嫌がって居るくれえだからナ、其方（そっち）の強身（つよみ）よ、さア兄弟分（きょうでいぶん）の固めをして、お互（たげえ）にのう

真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

兄	常用漢字 小２ 部首:⼉ 5画
弟	常用漢字 小２ 部首:⼸ 7画
分	常用漢字 小２ 部首:⼑ 4画