“兄弟子”の読み方と例文
読み方割合
あにでし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄弟子あにでしにあたる「日蓮記」の巧かつた柴田南玉と古本屋を漁つてゐるうち、偶々「梅暦」を発見し、以来、一と方ならない為永の信者となつて
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)
来客と聞いて、お浜もよんどころなく立ち上がって、階子はしごをあがって来る三十四五歳の芸人を迎えた。かれは紋作の兄弟子あにでしの紋七という男であった。
半七捕物帳:38 人形使い (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
店には兄弟子あにでしおとうと弟子と幾人かの弟子がいますが、その人々はただ腕次第、勉強次第でコツコツとやっている。