“五本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつもと50.0%
ごほん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
垣に朝顔、藤豆を植ゑ、蓼を海棠かいだうもとに、蝦夷菊唐黍を茶畑の前に、五本いつもと三本みもとつちかひつ。の名にしおふシヽデンは庭の一段高き処、飛石のかたへに植ゑたり。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たけよりたかい一めん雑草ざつさうなかに、三本みもと五本いつもとまた七本なゝもとあはむらさきつゆながるゝばかり、かつところに、くきたか見事みごと桔梗ききやうが、——まことに、桔梗色ききやういろいたのであつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
このはもと根株ねかぶからなゝつのみきわかれてゐましたが、うち五本ごほん先年せんねん暴風ぼうふうれていま二本にほんみきだけとなつてしまひました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
(このほん口繪くちえ御覽ごらんなさい)このかんむりはまったく純金作じゆんきんづくりでありまして、その五本ごほん前立まへたてにはちひさなまるいぴら/\や、うつくしい緑色みどりいろ翡翆ひすいちひさい勾玉まがたま七十しちじゆうばかりもぶらさがつてをりまして
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)