“地廻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じまわ66.7%
ぢまわ16.7%
ぢまは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「浄閑寺の投込みは、くるわの女郎衆で、引取ひきとにんのない者だけを埋葬する所。地廻じまわりの無縁仏むえんぼとけまで、ひきうけてくれるでしょうか」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頭腦あたまなか此樣こんことにこしらへて一けんごとの格子かうし烟草たばこ無理むりどり鼻紙はながみ無心むしんちつたれつれを一ほまれ心得こゝろゑれば、堅氣かたぎいゑ相續息子そうぞくむすこ地廻ぢまわりと改名かいめいして
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そして、これは義雄とは違ふが、毎晩、遊廓を地廻ぢまはりしなければ、寢られない人だ。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)