“紅酸漿”の読み方と例文
読み方割合
べにほおずき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右頬を喰いつかれたと見え、ザックリ肉が開いて、顔中が紅酸漿べにほおずきの様に真赤だ。素人目にも到底蘇生そせいの見込はない。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
紅酸漿べにほおずきの様に血みどろの身体を、ヨタヨタと岸に這い上がろうとしては、又しても譲次の足蹴にあって、ドブリドブリと、血けむりを立てて、尻餅しりもちをついた。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)