“赤酸漿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかかがち50.0%
たんばほおずき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国王これをおとない眼を開きて相面せよといいしに、わが眼睛耀てりて、君輩当りがたしと答え、国史に猿田彦大神、眼八咫鏡やたのかがみのごとくにして、赤酸漿あかかがちほどかがやく、八百万やおよろず神、皆目勝まかちて相問うを得ずとある。
「あかかがち」とは赤酸漿たんばほおずきの古い名、当時の美女はほおずきのように丸く、赤く、艶やかであったらしくも考えられる。赤いといっても色艶いろつやうるわしく、匂うようなのを言ったのであろう。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)