“大山寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいせんじ75.0%
たいせんじ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隠岐のみかどには、早や隠岐ノ島にはおわさぬらしい。同所の宮方や海賊衆にまもられ、かねて藤房卿がよろしくしておかれた播磨はりま伯耆ほうき大山寺だいせんじ
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……そこでいま申したことだが、後醍醐のきみが、伯耆ほうきあたりに御安着とすれば、それは播磨、伯耆の二つの大山寺だいせんじによって守られ、ただちに勅のげきは四方へ飛ぶ。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うけたまわれば、弁ノ殿には、これより紀州きしゅう高野こうや播磨はりま大山寺たいせんじ伯耆ほうき大社たいしゃ、越前の平泉寺などへ、内々の綸旨りんじをおびて、忍びやかに御廻国のよし。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天皇行幸みゆきとあわせて、紀州の高野山、播磨はりま大山寺たいせんじ伯耆ほうきの大社、越前の平泉寺——この地方四大社寺へたいしても、一朝のさいには、王事に協力あるべしと
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)