“おほわづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大患50.0%
大煩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それですよ、親分。旦那樣は三年もの大患おほわづらひでせう、若くて綺麗で、浮氣つぽい内儀かみさんが、無理もないことかも知れませんが、同じ屋根の下で、人もあらうに旦那の甥の春之助さんと、人の居ないところを
それでも無理むりをしたためその大煩おほわづらひはなかつたが恢復くわいふくするまでにはしばらくぶら/\してた。それからといふものはどういふものかおしな姙娠にんしんしなかつた。おつぎが十三のとき與吉よきちうまれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)