“大煩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおわずら50.0%
おほわづら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八七 人の名は忘れたれど、遠野の町の豪家にて、主人大煩おおわずらいして命の境に臨みしころ、ある日ふと菩提寺ぼだいじに訪い来たれり。和尚おしょう鄭重ていちょうにあしらい茶などすすめたり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それでも無理むりをしたためその大煩おほわづらひはなかつたが恢復くわいふくするまでにはしばらくぶら/\してた。それからといふものはどういふものかおしな姙娠にんしんしなかつた。おつぎが十三のとき與吉よきちうまれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)